秋冬空

空が高く澄みきった空気感の今日この頃です。
雪景色に染まる前のひとときですね。
夕日が奇麗です。

カンボジア紀行

カンボジア、シェムリアップ周辺には遺跡が数えられないほどあり、ジャングルの中には手つかずのものも多いです。神話に基づく徹底した建築作りはクメール文化を象徴するものだとつくづく感じられます。人がいて宗教があり文化がある。とても強く大きな気持ちをもっていたのだと、この文明を見ると感じます。

カンボジアに来て一番印象に残ることは、人の素朴さ。

なんとも言えない人間味が自分にはとても心地良く感じました。

内戦の影響で貧しい生活を強いられている方々も実際には多いのですが、自分たちの力で絶対に豊かになると言う気持ちを聞かされると、多くの寺院を作ってきた祖先、また、今に残る多くの遺跡がカンボジアの方々の誇りであるとともに、自分たちにもできるという力が伝わってきます。

現在の国、人、文化、空気すべてが一つに感じられることができ、どれも違和感のないカンボジアは、暖かい空気に包まれていました。

鶏、牛、人が日々同じ時間で暮らしていて、日が沈むのを惜しみ日が昇ることをまっている。当たり前のような生活ですが、日本には既になくなってしまった時間ではないでしょうか・・・

ジャングルの中にひっそりと時を重ねて来た石の彫刻・・・雨期は苔で緑に輝き、乾期には黒く染まるそうです。

日本人からすると、遺跡が壊れるのは地震だと認識しますが、カンボジアは地震がないので、その感覚はありません。すべては自然。石を愛するガジュマルの木こそが、小さな石の隙間に入って遺跡を崩すそうです。とても大きな木でも樹齢３００年ほど、根を張って枯れてを繰り返しジャングルに溶け込んで行くそうです。ガジュマルの木は土から生えている物はほとんどなく、動物によって運ばれて来るものが成長します

１０００年近くも石畳として存在するこの石達、当時の方々はどのような思いでこの形を並べたのでしょう・・・

サンスクリット語は現在の方でも少し読める方もいるそうですが、意味は分からないようです。当時から今に残る言葉ですね。凄い・・・

ヒンドゥー教の遺跡には、神をいつもまっている牛がいます。東西南北を正確に現し、神様の神殿として建築されています。

石とは思えない程の精密さ、風雨にさらされても現代に残す彫刻は素晴らしいです。

無数に残る遺跡群の代表格、アンコールワット。一番高い所で６５メーター。町の条例で６５メーター以上の建物は作れません。

とても急な階段。ヒンドゥー教の寺院での塔は、神がいると考えられているヒマラヤ。また、神の世界に向かうには、日々の生活など楽なことではない様々な生きると言うことなどを急な階段で現しているそうです。

遺跡の大部分が基礎を作るアプライトと、彫刻を刻む為の砂岩によって作られています。

アンコールワットから望む景色

ガルーダ、カンボジアでは神様の乗り物でした。

どの寺院でも見られる入り口にある彫刻。ヒンドゥー教の神話に出てくる、乳海撹拌を現しているそうです。向かって左が神々、右が阿修羅。神と鬼が共同で海にカメをおきその上に山をおいて、その山にヘビを巻いて両方から引っ張ることで、カメが回転し撹拌するそうです。それを１０００年続けると不老不死の薬ができたと言うお話です。

まだまだ、地雷はなくなりません。内戦の傷跡

アリは、今後の自然現象を察知して安全な場所に避難します。子供も卵もみんな連れて引っ越しです。こちらでは、大きなアリ塚を沢山見ます。アリ塚の上には精霊がやどっているということで、こちらの人はアリ塚を大切にしています。

ジャングル。食事の時間になるとあちらこちらに、炊事の為にたかれたたき火の煙が筋になって現れます。

現在は仏教を信仰されているカンボジアですが、小さな子も水を聖水に変えて使っています。ヒンドゥー教が色濃く残っています。日本で言う神社の感覚に近いのでしょうか・・・

カンボジアでも様々な人種が暮らしていますが、カンボジアに住むベトナム人は湖の上で生活しています。学校に向かう子供達、学校も湖の上に浮いています。

テゥクテゥクは自分にとっては大切な乗り物・・・乗り心地も使い勝手も良い、好きな乗り物です。

ビールも美味しかったですよ。日々の燃料補給に。。。また、訪れたいと思う時間がカンボジアにはありました。

良い時間でした。

とても、感じ得ることが多い旅になりました。

カンボジアから、ハノイへ
ハノイから、日本へ

カンボジアの日々

色々と感じ思うことがある毎日です。。。

カンボジア

ジャングル

毎日、熱帯ジャングルで刺激を頂いております。
夜は町で燃料補給。

熱帯気候

スコールをやり過ごす以外は、朝から晩まで歩き続けてクタクタです。
夜はビールで燃料補給。。。

旅

ベトナムで乗り継ぎ、カンボジア王国へ、雨期のジャングルは刺激がいっぱいです。